入園式の翌々日から、さっきまで、手をつないで、歌って笑って、歩いていたわが子が、下駄箱に靴を入れた瞬間「ママとお別れするのが悲しい~。」と大泣き。そして、先生にだっこされて、部屋の奥へと消えていく。今日はどうかな。あ~。泣いた。家で約束したってきっと泣く。保育園が見えてきたところで声をかけたら、そこから泣いてしまうかも。だから何も言えない。ほかのお母さんや先生は、私のことをどう思っているのかな。毎日、朝の数十分が、ちょっぴりつらかった。

園生活に慣れて、大泣き3人衆の最後のひとりとなっても、これが儀式かな?と毎日、複雑な気持ちで見守った。そんなある日、小さな声で「今日からもう泣かないよ。」と振り返り、上はきに履き替えて、笑顔でバイバイと手を振ってくれた。

いまこれを書きながら、なぜか涙が止まりません。毎朝「いってきます。」とあいさつして車から降りる娘は、高校2年生になりました。

(どんぐり通信編集部 K)



※このコラムは、茅野市役所や各地区こども館などでも配布している毎月発行の情報誌「Monthlyどんぐり通信」2011年8月号より再掲載致しました。