今年から始まった、一日保育士体験に参加しました。年少の娘が通う保育園は、未満児から年長まで合わせてもたった9人、全員でひと組の「なかよし組」です。当日は「お父さん先生」の登場で娘はすこし気もそぞろだったようですが、上の子たちへのあこがれと、下の子たちへの思いやりが行動の端々から自然な形で感じられて、入園してからここ数ヶ月の成長がわかった気がしました。

家に帰ってからの娘は、ときにわがままでよく泣き、よくふざけます。リラックスしているのでしょう。一方で日々の園生活はチャレンジの連続でもあります。すべきことを一所懸命に考え、きまじめにこなす姿を見て、家族からの無条件な愛情が、彼女の小さな社会生活の糧になっているのだと気づきました。

考えてみれば、私たちの暮らす社会もまた「全員でひと組」です。年長者を敬い慕い、次の世代や弱者を思いやることは、「なかよし組」で楽しく過ごすためにできる一番簡単で大切なことです。そしてそのためには、まずひとりひとりが「ただ、愛されること」を知っていることです。きっと、それだけで充分です。

(どんぐり通信編集部 H)



※このコラムは、茅野市役所や各地区こども館などでも配布している毎月発行の情報誌「Monthlyどんぐり通信」2011年9月号より再掲載致しました。