子どもがクラスであった嫌なことをいくつもいくつも言ってきたとき、なんとか解決してあげようと必死になりました。あるとき「お母さんにはどうすることもできないや。先生に言ってほしいなら言えるけど」と言うと「聞いてほしいだけ。してほしいことはない。」と言うのです。また別の時は「できっこないことを言うから言いたくないんだよね」

はた・・・と気がつきました。私は答えを出してあげるのが聴くことだと思っていたのですが、子どもにとっては違ったのです。むしろ大人の勝手な答えに失望していたのです。「こう考えたらいいよ」「こうしてみたら」大人の言うことは無理難題ばかり。大人の都合の答えではなく、いろんな思いを感じている自分自身を受け止めてほしかったのです。子どものありのままを受け止めようと思っていたのに自分の考えを押しつけようとしていました。

子どもの悩みの中には、大人には些細なことだったりおかしいと感じることもあります。でも、その時感じたことを変だと思わずに「つらいのね」と受けとめると子どもは安心するのだと教えられました。(K)

(どんぐり通信編集部 K)



※このコラムは、茅野市役所や各地区こども館などでも配布している毎月発行の情報誌「Monthlyどんぐり通信」2011年12月号より再掲載致しました。