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下痢の対処法

Q. 子どもが下痢のとき、水分を与えるというのは症状をさらに悪化させることになりませんか。
イラスト
A. 
ひどい下痢の時には、何かを飲ませるとすぐにお腹がゴロゴロと鳴り、下痢をするので、飲ませた水が原因のように見えることがあります。しかし、飲んだ水がそのまま排せつされて下痢になっているのではありません。

ロタウイルスによる胃腸炎などでは、体の中の水分が腸の中に絞り出されて、頻繁に水のような下痢をさせます。水分が大量に出て行くと、体の中の水分が減って脱水症になってしまいますから、水分補給が絶対必要です。下痢やおう吐では水分と一緒に塩分も出るので、飲ませるものは、水分や糖分が適度に入っていて吸収もよい経口補給水(ORS)や乳幼児用イオン飲料が適しています。

ORSは病院・医院や一部の病院でしか手に入りませんが、乳幼児用イオン飲料は広く市販されています。軽い下痢なら、水やスポーツドリンクでも良いでしょう。30分おきに20~30ミリリットルくらいずつ、少量を何度も飲ませるのが良いでしょう。吐き気が気になるときには、10分おきにスプーン一杯くらいずつ飲ませることから始めるのが良いでしょう。

(上原内科小児科医院 上原秀樹院長)

 
 
※初出:長野日報連載「子育て子育ちQ&A」(平成17年より毎月2回掲載)。許可の元、再掲載致しました。